6月10日(月) 午後 日英ひきこもり国際ワークショップ開催
2024年06月05日
この度、JSPS・AMED・大和日英基金との共催で、ひきこもり国際ワークショップを開催いたします。
今回は会場とZoomを使ったWeb参加方式を併用するハイブリッド方式にて行います。
日本で1990年代からハイライトされてきた社会的ひきこもりという現象は、国内で140万人を超えると推定されていますが、その抜本的な打開策はいまだ見出されていません。私たちがこれまで行ってきた国際調査により、ひきこもりがいまや世界中に拡大していることも明らかになりつつあります。他方、英国および日本では孤独担当大臣が誕生し、社会的孤立への国家的対策が喫緊の課題となっています。
従来、ひきこもりは、精神医学、心理学、社会学など様々な領域で捉えられてきました。ひきこもり研究の発展により、国際的にも研究報告がされるようになってきていますが、評価法がいまだ定まっておらず、疫学的なデータが不足しています。治療法に関してもいまだエビデンスに基づくものはほとんどありません。
こうしたひきこもりに関する多くの課題を乗り越えるために、本会議では、世界中の様々な領域の専門家が集い、ひきこもりをテーマにディスカッションします。
特別講師としてロンドン大学心理学部教授のJennifer Lau教授を九州大学にお迎えし、社会的孤立の実態と今後の展望についてご講演いただきます。
ひきこもりおよび精神医療への新しい支援法やそうした研究に関心のある方々に是非ご参加いただければ幸甚です。
【以下、そのプログラム概要です】
「日英におけるひきこもり・不登校現象とその理解および打開に向けて〜多元的で国際的な視点から〜」
座長:Jennifer Lau先生(ロンドン大学心理学部 教授)
加藤 隆弘 (九州大学大学院 医学研究院 精神病態医学 准教授)
日時:2024年6月10日(月)13:00〜16:30
開催方式:会場参加とWeb参加のハイブリッド方式
会場:九州大学病院地区 馬出キャンパス(福岡市東区馬出3−1−1)
コラボ・ステーションⅠ-2階 視聴覚ホール
※オンライン参加をご希望の方は、当ホームページの「お問い合わせ」よりお申込みください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。